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【死別の歌】大切な人を亡くした歌。大切な人を想って聴きたい曲

恋人や家族、友人など、大切な方との死別をテーマにした曲を集めました。

深い悲しみにくれる曲や、生前の感謝の思いを歌った曲、思い出を見つめ直す曲、亡くなった方目線の曲などなど……。

それぞれさまざまな視点から描かれていますが、どれも故人や残された人への愛があふれています。

つらい悲しみから前を向けずに苦しんでいる方、故人をしのびたいと思っている方、ぜひ聴いてみてください。

大切な人の死は忘れられませんが、曲を聴く中で悲しみだけではなく、きっと大切な人と過ごした楽しかった日々も思い出せますよ。

【死別の歌】大切な人を亡くした歌。大切な人を想って聴きたい曲

秘密BIGMAMA

BIGMAMAの楽曲『秘密』は、亡くなった大切な人への深い愛情と悲しみを描いた楽曲です。

誰にも言えないことを共有する程の親密な関係にあった人に向けて歌う、素直な感情が描かれています。

別れの寂しさを包み込むような美しいバイオリンの音色とともに響く、金井政人さんの透きとおる歌声からも思いが伝わるでしょう。

生きているうちに誰もが経験する別れの苦しみを乗りこえようとする感情があふれる歌です。

今はもう会えない人への追悼の思いを込めながら聴いてみてください。

無糖

さくらBUCK-TICK

1987年のデビュー以来、一度もメンバーチェンジや長い活動休止などもせずに、精力的なライブ活動や先鋭的な音楽性を内包した作品のリリースをし続けて世代を問わず熱烈なファンベースを持つ日本が世界に誇るロックバンド、BUCK-TICK。

こちらで紹介している『さくら』は1991年にリリースされた名盤『狂った太陽』に収録されており、後に代表曲の一つである『JUPITER』がシングルカットされた際に、カップリング曲としても収録された楽曲です。

ファンの間でも非常に人気の高い曲で、現在も折に触れてライブのセットリストに組み込まれている重要なナンバーなのですね。

カリスマティックなボーカリスト、櫻井敦司さんの亡き母に向けた歌詞は独自の詩情に満ちたもので、あからさまに感動させるようなタイプの追悼歌とは違う痛切なまでの思いに、聴く人は心の奥までかき乱されることでしょう。

BUCK-TICKのファンならずとも、ぜひ聴いてみてください。

KOH-1

One more time, One more chance山崎まさよし

アコースティックギターによる染みわたるような弾き語りが胸に迫る、シンガーソングライター山崎まさよしさんによる名曲。

最初にリリースされたのは1997年と随分昔ですが、新海誠監督によるアニメ映画『秒速5センチメートル』の主題歌として2007年にも再リリースされました。

それをきっかけにこの曲を知った方も多いのではないでしょうか。

こんなとこに「いる」はずも、「来る」はずも、「ある」はずもない、少しずつ言葉を変えながら切々と歌いあげるリフレインが、喪失感を際立たせます。

悲しいテーマの曲ながら、20年をへても愛される、美しい曲です。

平田 浩康

デッサン#2 春光ポルノグラフィティ

デビュー曲『アポロ』がJ-POPシーンに衝撃を与え、以降も多くのヒットナンバーを世に送り出してきた2人組ロックバンド、ポルノグラフィティ。

2枚目のアルバム『foo?』に収録されている『デッサン#2 春光』は、前作から続くデッサンシリーズの2作目として制作されました。

ギターの新藤晴一さんが亡き父の死をテーマに書き上げたというリリックは、注がれた大きな愛情と喪失感がイメージできますよね。

ピアノとギターの音色に乗せたセンチメンタルなメロディーが心を震わせる、叙情的なナンバーです。

星野貴史

コブクロ

コブクロの代表曲の一つでもあるこの曲、小渕健太郎さんが亡くなったお母さんへの思いを込めて作った1曲なんです。

歌詞を読んでみると、いつも家族のために頑張ってくれていたお母さんのことがつづられています。

また、自分の夢を応援してくれたお母さんへの感謝の気持ちも感じられますよね。

亡き母への思いを非常に美しく、感動的な曲調に乗せて歌った名曲と言えるでしょう。

『蕾』という言葉の選び方もすばらしく、ここにすべての思いが込められているように思います。

羽根佳祐

かたちあるもの柴咲コウ

大切な人を残してこの世を去ってしまう女性の言葉がつづられている1曲。

女優としてだけでなく、本格的に音楽活動もおこなっている柴咲コウさんの楽曲です。

普段、これから旅立つ人の言葉って聞くことが少ないと思いますし、歌になるのって残された側の人の気持ちや言葉だと思います。

しかし、この曲を聴くと、「大切な人を残して旅立つのも、残されるのと同じくらいつらいことなんだ」って気付かされますよね。

歌詞につづられた、大切な人を残して旅立つしまうつらさや申し訳ないと思う気持ちの中にも、確かな愛情が感じられて心が温かくなります。

羽根佳祐