【ヨナ抜き音階の特集】ノスタルジーや和を感じるヨナ抜き音階のヒット曲・名曲
日本らしい情緒や和を感じられる「ヨナ抜き音階」が使われた楽曲。
そんな名曲が身近にたくさんあります!
誰もが知っている大ヒット曲はもちろん、時代を経ても歌い継がれる不朽の名曲など。
ヨナ抜き音階は、4つ目と7つ目の音がない5音で成り立つ音階のことで、明治時代の教育者である伊沢修二氏が推奨し、西洋音楽になじむ足掛かりとして広がりました。
童謡や演歌から、現代のJ-POPでもよく使用されているんですよね。
どこか懐かしいあの感覚やノスタルジックな感じに癒される人も多いのではないでしょうか?
ここではそんなヨナ抜き音階の名曲を、新しい楽曲も取り入れながら厳選して紹介します!
ヨナ抜き音階の沼にハマっていきましょ~!
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【ヨナ抜き音階の特集】ノスタルジーや和を感じるヨナ抜き音階のヒット曲・名曲
パプリカ米津玄師
小中学生の音楽ユニット・Foorinに提供した楽曲をセルフカバーした、シンガーソングライター・米津玄師さんの楽曲。
子供から大人まで幅広い年代によるダンス動画がSNS上で投稿され社会現象にもなったFoorinバージョンに比べ、セルフカバーでは落ち着いた雰囲気を前面に出すことによりサビで使用されているヨナ抜き音階の旋律がより際立っています。
多くのリスナーからの支持を集めたのも、日本人のDNAに刻まれた和の旋律が心に響いたからかもしれませんよね。
現代の音楽シーンになくてはならない、懐かしさと新しさが融合したナンバーです。
(星野貴史)
坂本九上を向いて歩こう
やはりヨナ抜き音階の楽曲を聴いて日本人の私たちが感じるのは、「なんだか懐かしい」というところではないでしょうか。
それもそのはず、民謡や唱歌など、日本の昔ながらの楽曲はヨナ抜き音階が多いのです。
そして、日本を代表するこちらの楽曲、坂本九さんの『上を向いて歩こう』もヨナ抜き音階の楽曲に当てはまります。
この曲を聴いて感じる昭和感、そしてノスタルジックな雰囲気はこのヨナ抜き音階が使われているからこそなのです。
最も代表的なヨナ抜き音階の曲と言えるのではないでしょうか。
(村上真平)
恋するフォーチュンクッキーAKB48
AKB48の大ヒットシングル『恋するフォーチュンクッキー』。
たくさんの人がこの楽曲のダンスを踊って、非常に盛り上がった楽曲です。
かなりポップでなじみやすい楽曲として人気ですが、この曲もヨナ抜き音階の楽曲として知られています。
そしてサビのコード進行は「カノン進行」と呼ばれる穏やかで心地の良いコード進行が使われており、何気ない顔をしてJ-POPのヒットソングのツボを突きまくったキラーチューンなのです。
(村上真平)
島唄THE BOOM
THE BOOMの楽曲『島唄』は沖縄の音楽を象徴する独特なメロディラインが特徴的ですよね。
実はこちらの楽曲はヨナ抜き音階に似た「ニロ抜き音階」で作られているのです。
「ヨナ」はドレミファソラシドの4つ目と7つ目である、「ファ」と「シ」に対して、「ニロ」は2つ目と6つ目、「レ」と「ラ」が抜かれています。
それによって沖縄の伝統的な音階となり、沖縄らしさが表現されているのです。
とても珍しい音階ですが、沖縄音楽が好きな方はここに着目して音楽を聴いてみるのも面白いポイントだと思いますよ!
(村上真平)
木綿のハンカチーフ太田裕美
太田裕美さんの1975年リリースの代表曲『木綿のハンカチーフ』、作曲は筒美京平さん、作詞は松本隆さんという最高のタッグで作られました。
その歌い出しからもう最高にさわやかな、日本のポップソングの中でもとりわけピュアでグッドミュージックな1曲だと思います。
この風通しの良いメロディもヨナ抜き音階で、やはり一度聴いてすぐに歌えるようになるような、キャッチーで親しみやすいメロディを実現させています。
何回聴いても一緒に歌いたくなる、そんな楽曲ですね。
(村上真平)
言葉はさんかく こころは四角くるり
ロックバンドくるりのなんだかホッとするような優しいメロディが印象的な楽曲『言葉はさんかく こころは四角』。
2007年にリリースしたアルバム収録の名曲で、くるりファンからも評価の高い1曲です。
そしてこの曲もヨナ抜き音階が使われています。
くるりの楽曲は特殊な音階やチューニングの曲がたくさん使われていますが、この曲もまた岸田繁さんの手腕が発揮された見事なナンバーです。
くるりのかもし出す、風土感や情緒の感じられる血の通った1曲です。
(村上真平)